2011/05/04 (Wed) 謝謝台湾計画

今回の東日本大震災（というよりは東日本大津波地震＋東電福島原発大人災、に改名したほうが良いと思うんですけど…）では、世界の色々な国々から色々な形での支援を頂いて、その暖かい気持ちは、被災者ではないけれど国の将来を思うとふさぎこみがちだったわたし達の心に灯をともしてくれました。 日本人犠牲者のために大統領まで参加して仏式追悼法要を行ってくれたり、名産の紅茶を送ってくれたり、日本のマスゴミや政府要人ですらなかなか近づかない、福島第一原発から２０キロ圏の避難所まで駐日大使自ら訪れてカレーをふるまってくれたスリランカ。

１日の所得が日本円で数百円程度だったのに初日だけで９０万円も義捐金を集めてくれたタイのスラムの人々（タイはその他にもガスタービン発電機２基を無償で貸し出してくれてますよね）。

自国も地域紛争があったり難民がいたりと大変なのに義捐金や水や毛布を送ってくれた中東やアフリカの国々。

なかでも義捐金金額が飛びぬけていた台湾（１７２億円とも１６０億円とも。５月２日の時点で）。人口は日本の約５分の１、物価は日本の３分の１から半分なのに、この金額は凄すぎます。

日本人人口と日本物価に単純計算してみると、
160～172億×５（人口）×２～３（物価）＝1600億～2580億円ということになります！！！！

日本の国民による義捐金でもまだまだ及びません。恐ろしい額です。外務省のＨＰによると、これら義捐金のほかにも台湾は、

発電機688台，毛布1599箱，寝袋2,587箱，スリーピングマット236箱，衣類（防寒着等を含
む），4,488箱，食品16.5トン及び9,444箱，ストーブ900台，マスク404箱，カイロ150箱，飲料870
箱，手袋42箱，暖房器具53台，マットレス33箱，粉ミルク895箱，マフラー21箱，ナプキン10
箱，枕16箱，キルト408箱，ティッシュ20箱，トイレットペーパー30箱，懐中電灯3箱，タオル48箱，納体袋24箱。

といったきめ細かい物資も被災地にほぼ満遍なく送ってくれています。

どこかの世界２位の経済大国が、人口が13億人もいる国は、確かこれよりもっと少なかった筈。

それなのにバ管率いる政府は、イギリス、アメリカ、中国、韓国、ロシアの主要紙にお礼広告を掲載しただけで、この身を削るような援助をいち早く送ってくれた台湾を中国に配慮してまるっと無視してくれたのです。

某国なんか、義捐金を集めたものの、竹島問題に関する日本の教科書の記載が不満だ！と言って義捐金なんかやらないから！と言ってその竹島（彼ら曰く独島）にそのお金で建築始める始末ですよ。

世界第２位の経済大国なんか、自衛隊が東北に出払っている隙に、尖閣諸島をゴキブリみたいにチョロチョロしやがるんですよ。

もう民主党が売国中国朝鮮党であることは、尖閣諸島問題で中国人船長でなく（あ、言っちゃったｗ）日本人海保職員を罰しようとしたことから明白だったわけですけれど、「困ったときの真の友」である台湾を、「平時から困った隣人」に「配慮」してお礼言わないって、どういうこと！？

とその政府公式新聞広告から台湾が漏れたと知ったとき、わたしは怒り心頭でした。

ところが同じ気持ちで、もっと行動力のあるすごい日本人がいました。木坂麻衣子さんというフリーのデザイナーさんです。

台湾メジャー2紙に、民間からお礼広告を掲載しよう。という取り組みがツイッター発でブログを通して広まり、わたしも僅かでしたが協力しました。

そして昨日無事に地元台湾紙に掲載された。と今朝の読売新聞でも記事になっていました。↓












人に助けてもらったらお礼を言う。日本人として当たり前のことが出来て嬉しかったです。
これから息の長い復興支援を各人で出来ることを行って、原発問題も早く収束させて、いつか台湾にお礼観光旅行に行くのがわたしの新しい夢になりました。